マメじゃないこまめの考えごと

アウトプットが苦手なわたしの、考えごとを綴ります。やっている資産運用のことやこれからの投資のこと、読んだ本のこと、妊娠生活のことなど諸々。いつかしっかりブログ運営をするために、今はとにかくアウトプットします!現在35歳の専業主婦です。夫婦二人と息子一人、猫一匹で暮らしてます。

【稽留流産の記録】手術前日。~入院~

私がかかった病院では、一泊二日での手術。

ということで、手術前日に入院した。

 

入院前に聞いていた話では、

前日に子宮頚管拡張を行って

翌日の午前中に手術をするとのこと。

子宮頚管拡張は、たくさん調べたので知っていた。

少しずつ膨らむ管のようなものを入れて、

術前に子宮頚管を広げること・・・

これが、痛いという声が多かったので

今回の手術で一番怖かったのがこれ。

 

午後2時に入院手続きを行い、

看護師さんから病棟・入院生活のオリエンテーションと

入院・手術・退院後の生活について、

入院中のスケジュールについて説明を受けた。

「不安はないですか?」「気持ちの整理はできましたか?」など

とても気遣ってくれて安心した。

オリエンテーションの中で、今日から抗生剤を出すので夜から飲むように指示があった。

感染症を防ぐために、今日の夕食後から毎食後欠かさず飲んでほしいとのこと。

ケフラールという薬を処方された。

 

持ち込んだパジャマに着替え、

しばらく病室で待機。

普段そんなにテレビを見ないし、きっと退屈するだろうと思い

文庫本1冊とDSを持ってきていた。

DSのソフトは買いたてのドラゴンクエスト8。

入院前にブックオフで買ってきていた。

子宮頚管拡張が先生の都合でいつになるかわからないとのことだったので、

とりあえずドラクエを始めていると、

1時間後位に呼ばれる。

 

処置は診察室で行った。

婦人科病棟なので、歩いてすぐのところ。

担当してくれたのは、外来で診察をしてくれたのとは違う先生でまた女医さん。

 

処置前にエコーで、もう一度心臓が止まっているのかどうか確認してくれた。

やはり動いてない、とのことで、予定通り処置に移る。

・・・こわい。

だけど、もう頑張るしかない。

 

先生や看護師さんからは、

ちょっと痛いですよーとか、そういう告知なかったから

もしかしたら大丈夫かも。と思っていたら、大間違い。

 

「大きく息を吐いて、リラックスしてくださいねー」と言われた次の瞬間、

突然、突き刺されるような痛みを感じて、

思わず声が出そうだった。

リラックスなんかできるわけもなく、

力を抜かなきゃ、と思いながら足に力が入ってしまっていたみたいで

「ゆっくり足開いたままにできるかなー」と先生。

いや、無理!

耐えるのが精いっぱい。

脂汗みたいなのが顔からぶわって出てきて、

眼鏡が曇った。

看護師さんがカーテンの向こうから顔をのぞかせて、

「大丈夫ですか?」と聞いてくれた。

 

何とか処置が終わって、

終わってからは痛みはなかった。

 

看護師さんから、「がんばりましたね。今のが一番痛いんですよ・・・手術より痛いと思います。」と言われ、

なぐさめはうれしかったけど痛いなら痛いってあらかじめ言ってほしかった・・・と少し思う。

今管が入っているけれど、トイレとかで外れてしまうことがある。

そうしたら必ず知らせてほしい、ということと

痛みがひどかったら痛み止めを出せるので、ナースコール鳴らしてくださいと説明を受けて、終了。

その日のイベントはこれだけだったので、

もう病室で好きに過ごしていいよ、とのこと。

私の場合、違和感はあれど痛みはほとんどなく、

普通に過ごすことができた。

 

夜、仕事終わりに夫が面会に来てくれて、

談話室で1時間くらい話した。

手術は明日の午前で、時間が決まっていないので、

夫は朝イチにまた来ると言って帰って行った。

 

その日の夜は、全然眠れなった。

21時消灯だけど読書灯をつけて少しドラクエをして、23時頃寝ようと布団に入ったけど

眠りについても、少しの物音で起きてしまって熟睡できず、

大部屋なので周りの方がトイレに立ったり何かしたりする音にぱっと目が覚めてしまい、

挙句、4時頃から少しも眠れなかった。

明け方からはあきらめて小説を読み続け、そんなに退屈しなかったからよかった。

ゲームか小説か携帯でネットサーフィンができたので

あまり手術への不安を抱える時間がなくてよかったと思う。

何よりも、子宮頚管拡張に耐えられたからもう大丈夫、と思えたことが、

手術への不安をなくした。